9. 面接の準備今日は面接について書こうと思う。ちなみに面接は主にキャリアフォーラムで受けたので、普通のとはちがうと思う。その点も考えつつ、書きます。書いてるうちにいろいろ思い出して、まだまだ続行しているシリーズ。もう飽きられたかな・・・。え?(@゜д゜@)?あきたって?我慢してくだされ。 まず、キャリアフォーラムの面接は事前に予約が鉄則。ブースに並んでもいいけど、効率が悪いし、そもそもそこで落とされるかもしれないリスクも高い。エントリーシートはちょっと時間がかかるけど、ひとつ書けば、次も書きやすいし、オンラインなら手書きじゃないので、編集もしやすいし、書いてるうちにいわゆる自己分析、とやらもできるし、いいことが多いと思う。事前に私はいくつかな、10個くらい予約ができた。こっちの時間も考慮してくださるし、面接のステップが1つか2つかあがる。エントリーシートでなぜか気に入ってもらって、2つ面接を飛ばして、面接する前から好印象だと面接でも好印象になったり、ということもあった。 キャリアフォーラムではブースにいくと、面接は5分くらい。自己紹介して、気に入ってもらったら伸びるかんじ。どんどんまわされる。ブースの面接はかなりリスクが高い。面接官はものすごい数の学生と1日のうちに会うので、丁寧に話してもらえるという前提は捨て去ったほうがいい(だから、面接の予約が重要)。ここから先に進むのはものすごく難しかった。夏は時間に余裕があるので、ブースにいっても、面接というより、説明を受けて、あとで会社にいって受けてください、というのが多かった。 予約ずみの面接はもっと丁寧。だいたい20分、30分、時間をもらえる。でも、よくいうように面接は第一印象が重要。緊張しすぎてもいけないし、態度がでかすぎてもいけないし。ここでポイントをいくつか。 1.自己紹介をしっかり練習する。 面接の練習なんてちょっとあほくさいと思っていたが、まず最初「じゃ、自己紹介をちょっとしてください」と必ず言われる。私の履歴はとってもややこしいのだ。履歴書を見ても、「えーっと、日本の高校は卒業したの?」「香港はおとうさんのお仕事の関係?」「えー、ちょっとまって、ちょっとまって」といろいろ質問やら、なんやら、話が先に進まなくて、セールスポイントも紹介できない。ということを発見。なので、つっこまれるすきがないように、言いたいことをまあだいたい1分くらいにまとめて、ささっと履歴をいって、まをあけずに、自分の売りたいところもいってしまって、動機もつけて、というのを作った。あれはうまくいった。おすすめである。留学してるひとはきっと履歴がややこしい人も多いと思うから。 自分で話を進めると、わからない質問もさけられるし、向こうから聞いてくれるようにすると、知ってることならいいやすい。 ボストンでは何十回も言ったので、今でもすらすらいえるかも。英語で、っていわれた、あ、とちょっと思ったけど、そのまま訳してすらすら言えた。 2.enthusiasticな姿勢 やっぱりやる気があります、というのを見せるのが一番。姿勢は前のめりくらいで(笑)。これはすごく演技がうまい人なら別だけど、私のようにある意味子どもで正直な人間は、ほんとにやる気がないとできない。面接の前にこの会社のいいとこをいろいろ復習して、自分で暗示をかける、というとうそっぽいけど、心の準備をして、そのまま勢いで面接をしてしまう。緊張してるとやる気も空回りするので、リラックスは重要。普通ではどうかわからないが、ボストンでは面接官もちょっと疲れてるので、そんなプレッシャーはかけてこないし、フレンドリーなので、緊張する必要もない(会社によるけど)。 3.わらう 私の場合だけど、面接官は笑ってくれる人じゃないとだめだ。全然笑わない面接官は全部だめだった。とりあえずにこにこして、笑いをとる。といっても、しょうもないことを言ってもだめで、そこのバランスは難しいけど、面接官も人間なので(あたりまえ)、いろいろ自分のエピソードをいってくれるし、こっちも自分のエピソードをうまく披露して、和やかな雰囲気にするほうが断然やりやすい。これはやっぱり、面接をいくつかしてなれてからできたことかもしれない。 4.ケース コンサルや投資銀行でもあったけど、ケース面接もあった。「日本のゴルフボール市場はどれくらいでしょう」とかいうやつ。あれは存在さえ知らなかったけど、知ってからどういうアプローチをすればいいのか、ちょっと聞いて、それだけでのりきれた。なかなかしょうもないとき方をしても、大丈夫だった。あれってほんとに意味あるのか、と思うくらい。でも、やってみないとわからないので、一度くらい考えるにこしたことはない。もしかしてコンサルじゃなくてもでるかもしれないし。ひとつできるとあとは同じようなもんだ。 そういえば、電話面接もいくつかあった。電話きらいな無口人間なのに、やだ、ともいえないので、がんばって受けた。国際電話だし、空白の間なんかがあるし、やりにくい。ボストンに行く前にある人もあるかも。毎年それをやる会社もあるし。あれは対策はあまりないけど、資料を自分の前にならべて、電話でもあほらしいけどにこにこして、とりあえずのりきるしかないのかな。 面接のワークショップに大学で参加したけど、あんまり役にたたなかった。やっぱりだいたい日本人相手なので、そんなaggressiveにいったら、きらわれるんじゃ・・・、と思うようなことばっかり。ちなみに今、コミュニケーションのクラスでエレベータースピーチ、といって、「エレベーターでCEOにあって、30秒で自分を売り込む」とかいうのをやってる。30秒中に自分がどれくらい「すごい」やつかというのをいうんだけど、私には「うううんんんん」と思うようなんばっかり。握手、握手、30秒中に2回はするけど、ちなみに日本の面接では握手はしないですよね?おじぎはぺこぺこしまくってたけど。 ボストンでは外資の会社ももちろん多いので、何人かは日本人じゃない人と面接だった。私としてはこっちのほうがやりやすかった。グミとか食べながらしたり、もっとリラックスしてフレンドリーだった。でも、そんなんじゃない、もっとシリアスな、専門的なことを聞いてくる人もいるかもしれないから(それがカナダでは普通な様子・私の業界)、ラッキーなだけだったかな。 2004.1.28 |